断易でボートレースを占う(1)

どんな占いであろうと実践は欠かせないが、独学でやっているとなかなかそれが出来ないことも少なくない。

その中でも卜占という分野は割と一人でもなんとかなるというか、題材も見つけやすかったりする。卜占というのはタロットカードとか易とかそういったものだと思ってもらえばいい。易占にもいくつか種類があるのだが、その中のひとつである断易は最近、刊行される本も増えてきて少しずつ注目される分野になってきた感じがある。

断易の練習は一人でやるとすると例えば明日の天気を占ってみるとか、明日の巨人対阪神はどっちが勝つかとか、そういうシチュエーションでやってみるのがまずはお手軽でいいと思う。ポイントとしては白黒がはっきりつくものを占的(占いの目的)にすることだ。来年の年運はどうなるかとか、少し漠然とした内容の相談はこの占いには向かない。

ところで今回は断易でボートレースの結果予想をしてみる、である。断易は先に述べたように白黒をはっきりとつける問題が得意である。過去には上にあげた勝負占の他にも、株式相場がどうなるかなんていうのにも利用されてきた。専門店にいくとその種の秘伝書があったり、某研究所のM氏のように相場を当ててお金持ちになっちゃいました〜なんて景気のいい話もある。

ボートレースの占いが少々趣を異にするのは、1着を当てるというのももちろんあるのだが、メインは1着から3着までを当てる舟券(競馬で言う馬券)だという点にある。白黒をつけるという点においては断易にはいろいろ法則みたいなのがあるのだが、今回に限ってはちょっとそれを拡張する必要があるかもしれない。

そこでまずは思いつくままに予想を立ててデータを取って検証してみようというところから始めてみる。実際、レースを予想してみようとするとわかるのだが、ボートレースのレース間隔は結構長いようで短い。予想のところでモタモタしているとあっという間に次のレースが始まってしまう。ということで立卦(予想をする)するにあたっては短時間で卦の作れる次のような道具を使うことにする。

これを使うと1回振るだけで、卦を出す作業が終了するので便利である。実際にはそれに加えて納甲という作業が必要になるが、それは次回に説明する。

という感じで前書きが長くなってしまったが、次回から実際の占いについて書いていきたい。

 

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