スピリチュアルの話②

スピリチュアル

前の話は以下のとおり。

スピリチュアルの話①
前の話にも書いたように、僕自身は小さい頃から結構不思議なことが好きだった。好きというか好奇心に駆られるというか。ちょうど...

僕の「催眠術」によくかかる3人の友人がいた。そのうちの2人、O君とT君に「異変」が起こったのは「催眠術」を彼らにかけるようになってしばらく経ってからのことだった。それがきっかけで僕は「催眠術」をやめた。

最初はO君だった。ある日、O君に「催眠術」をかけたとき、それは起こった。彼は僕の暗示に従わなくなったのだ。

最初、僕はO君が自分をからかっているのだと思った。それでも従ってくれないと困るので、慌てて催眠を解くとO君はいつもの彼に戻った。

O君「どうしたの?」

僕「いや、なんか術をかけるとお前の様子が変だからさ」

O君「そう? 次はきっとだいじょうぶだから、もう1度かけてよ」

僕「わかった」

言われてもう1度僕は「催眠術」をかけ直す。けれど、やはり彼は言うことを聞かない。

それだけならまだ「マシ」だった。その「催眠術」はO君の家でやっていたのだが、彼は急に「ここは自分の家ではない」と言い出して、裸足のまま外へ飛び出していったのだ。

僕は慌てて彼を追いかける。彼が外へ飛び出して向かった先はなんと僕の家だった。自宅のドアの前でやっと追いついて催眠を解くと彼は普段の調子に戻り、「あれ、なんでオレここにいるの」などという。

またあるときは催眠にかかるや否や僕に襲いかかり、頭に噛み付いてきたこともあった。そんなこともあって彼に「催眠術」をかけるのをやめた。

同様のことがもう1人のT君にも起こった。そんな事もあって僕は「催眠術」を封印したのだった。

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