人にもよるかもしれないが、人生のある時点で「自分はどうして生まれてきたのだろう」と考える瞬間があるかもしれない。
多くはその疑問を裡に秘めたままそのまま生きていくのかもしれないが、中にはその疑問の解決に乗り出そうとする人もいるのかもしれない。
私はその後者の部類だった。
具体的にはいわゆる占いの類にハマったり、スピリチュアルのセミナーに通ったりの20代から30代。そこで答えが見つかったわけではなかったが、その途中で思い出したことがあった。
それはまだ小学生にもならなかった頃の話。
ある日何かしていて父に叱られたか、たしなめられたかした。その次の瞬間まるで天啓のようにメッセージが降りてきたのを思い出したのだ。
「あーあ、これから苦労の人生の始まりだ」
小学生にもならない子供の想像できる言葉ではない。でも、これ以降本当に自分の人生が苦労の連続となる。いじめられたり、孤立したり、そんなこんなでもう人生も半ばを過ぎている。
他にもそのまま話すと信用されないようなことを経験したりもしている。そんなものを積み重ねてきているからこそ、どこか周りから浮いている印象が自分の中にもあるのかもしれない。
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